2005年09月17日

草真っ暗?

智に働けば角が立つ
情に棹させば流される
意地を通せば窮屈だ
兎角に人の世は住みにくい


夏目漱石が初期の代表作である『草枕』を世に送り出したのは、1906年(明治39年)のことです。
これはちょうど日露戦争が終結した翌年に当たります。
それから約100年。
日本はその間にいくつもの戦争と敗戦、
高度経済成長とバブル経済、
さらには長い不況を経験しました。
そして2005年9月11日の総選挙。
自民・公明連立政権は空前の大勝利を収めたのは、みなさんご承知の通りです。

『草枕』から100年、
いま僕らが住んでいる日本という社会は、住みやすい世の中になったのでしょうか?
こんなふうに書くと、ずいぶん大げさな話になってしまうけど、
「住みやすさ」とか「住みにくさ」って結構大事な感覚なんじゃないかなと思うのです。

みなさんにとって、いまの日本は住みやすい社会ですか?

「自民党をぶっ壊す!」
「聖域なき構造改革!」
「改革を止めるな!」
確かに小泉さんの言葉は勇ましいです。
もちろん日本が本当の意味で改革されていく、日本が住みやすい社会になっていくのであれば、僕だって歓迎したいと思います。
でも、本当にそうなのでしょうか?

年間自殺者3万人、財政赤字が悪化して増税、社会保障制度は破綻寸前、そんななかでも官僚さんはこつこつ無駄遣い…。
オレオレ詐欺が横行すれば、ワンクリック詐欺にスキミング、これでも世の中は個人情報過剰保護時代!
エコロジーに原油高、そんな中でも自然災害は多発、果てはニシキヘビ、イグアナ、毒サソリが街をお散歩…。
どうも最近世の中がおかしくなってきているような気がしませんか?
ますます、住みにくい世の中になってきているような気がしませんか?

住みづらくなったとはいっても、世捨て人になるわけにもいかないのが現実です。
まさに、「唯の人がつくった人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい
あれば人でなしの国に行くばかり 人でなしの国は人の世よりも猶住みにくい」なのです。
どこか北の方にある喜び組みの国には断じて行きたくありません。

ならば、この日本の世をしっかり見てやろうじゃないか。
というわけで、『草枕』の主人公のような画才のない僕は言葉で世の中を描いてみることにしました。
実際に絵を描くことはできないけど、世の中というものを描いてみようかなと。
世の中を少し引いたところから、望遠レンズで眺めてみたらどんな感じがするだろうかと。

そんな思いで、とりあえずスタートしてみることにします。
posted by SNR at 03:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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