2006年02月03日

国会議員はやっぱり拝金主義なのか?

BLTをめぐり国会で激しい論争が続いているのかと思いきや、
攻めるはずの民主党から傷害容疑で書類送検される議員が出てきてしまいました。
一方で、皇室典範改正をめぐり政局をにおわすような発言も見られるようです。
それにしても、なぜ皇室典範改正をそう急がないといけないのか、僕にはよく理解ができないのですが…。

そんなどたばた劇に目を奪われているうちに、驚くべき悪法が成立してしまいました。
名ばかりの「議員年金廃止法案」です。
法案の内容を簡単に要約すると、以下のようになります。

@OBは4〜10%削減して給付継続
A在職10年以上の現職議員は、「現行の85%で年金支給」か「納付金総額の80%を返還」を選択
B在職10年未満の現職議員は、納付金総額の80%を返還


これで「議員年金廃止」とは聞いて呆れますね。
OB議員には支給を続けるだけでなく、Aの在職10年以上の議員は間違いなく「現行の85%で年金支給」を選ぶに決まっているじゃないですか!
この先、何十年も国民の税金を垂れ流し続けるというムダ遣いを決めたのに等しいわけですが、問題はそれだけではありません。
在職10年未満の議員たちにも、「退職金制度」の創設が検討されているのです!
こうなってくると、怒りを通り越して笑うしかないですね。
国会議員の数ですら多すぎると多くの人が思っているなかで、
半永久的に税金を垂れ流し続ける仕組みをつくってしまったのですから。

もともと、「政治家はおカネに汚い」というイメージは多くの人が持っていました。
汚職事件まがいのものはしょっちゅうですし、政治資金の流れにはまだまだ不透明な部分がたくさんあるようです。
しかし、ここまで平然とやられると唖然としてしまいます。

ホリエモン逮捕以降、「おカネで何でも買える」というような風潮を省みようという空気が生まれてきています。
自民党の古くからおられる議員にも、公然とそういう風潮を批判するコメントを出している人たちがいました。
表向きホリエモン批判をしている人たちが、国民の目が届かないところで「議員拝金法案」とでも呼ぶべきものをつくっていたのです。

ホリエモンと違い、国会という神聖な場で合法的に行ったことなのだから良い。
そんなふうに彼らは考えているのでしょうか?
この国は本当にどうなってしまうのか、みなさんは不安に思いませんか?
posted by SNR at 23:11| Comment(14) | TrackBack(10) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちわ。呟き尾形と申します。

 トラックバックありがとうございます。

 議員年金廃止法案の成立を聞いたとき、7割も国庫負担の年金がなくなり、国会議員のやる気があると評価を一瞬なりともしてしまいました。
 しかし、その内容を見て、本当にびっくりしました。
 また、未確認情報で、大変申し訳ないのですが、年金の納付はキッチリ廃止されているらしいのです、
 すると、プール分が無くなれば100%国庫負担で年金が給付されることになるのではないかと大変心配しています。
Posted by 呟き尾形 at 2006年02月06日 16:58
呟き尾形さん、コメントありがとうございます。
おっしゃるとおりで、これからは100%国庫負担になりますよ。少なくとも短期的には負担が増えるんじゃないでしょうか。まあ、それ以前に国会議員の給料だって税金なわけですから、今までの納付額の80%を返還と言うのだって、いまひとつ納得できないですが…。
ちなみに、民主党の河村たかし議員によれば、議員が毎月納付している10万3000円も、その分を給料をかさ上げして社会保険控除50%適用しているらしいです。やれやれですね。
Posted by SNR at 2006年02月06日 17:19
国会議員といえば「元祖」拝金主義でしょう(笑)笑っている場合ではありませんが。
現役総理大臣(田中角栄被告、公判中に死亡)が逮捕された前代未聞の、
あのロッキード事件。
覚えてますか?というより、生まれていなかった人も多いでしょう。
その後、もう金まみれの政治事件は後を絶ちません。
でも、やっぱり一番憤る事といえば、この「年金廃止」法案ですよね。
読売新聞の予想では完全廃止まで、あと40〜50年かかるとか。
私は、自分のブログでも書きましたが、議員は、国民年金もしくは公務員なんだから共済年金に入るべきです。
もし、その年金で政界引退後、暮らしが出来ないなら、すべての年金を増額すべきです。
自分は、国会議員になったのだらと言う「特権意識」がある限り、
このような法案がまかり通るのでしょう。
Posted by エクサby高橋 真 at 2006年02月06日 18:12
TBありがとうございました。
ちなみに、国会議員は国民年金に入ってますよ。
Posted by みやっち at 2006年02月06日 22:14
エクサby高橋真さん、みやっちさん、コメントありがとうございます。
みやっちさんのおっしゃるとおり、国会議員は国民年金に入ってますよ。一昨年の参院選の前に未納問題が話題になりましたね。問題は二重に年金に入れてしまうことですよね。国民と同じ目線に立たないから改革が進まないと言われても仕方ありませんね。
Posted by SNR at 2006年02月07日 14:00
TBありがとうございました。
なんだか賑やかなニュースの影でこっそり通過してしまったような感じです。
OBの受取額の10%削減なんて痛くもかゆくもないと思います。
Posted by 松竹梅子 at 2006年02月07日 16:23
TBありがとうございます。

昨年の総選挙で自民党大勝を知った時、議員年金問題はもうダメだなと思ったものですが、まさか改悪を目論むとは・・・・。
こうなったら河村議員を応援するしかないんでしょうが、民主党内でも浮いているようですし、逸れ自民党民主党派的議員を多く抱えている現状では望み薄??

大統領制ならどうだったろうかとも考えてみましたが、結局小泉大統領では同じ事ですね(´・ω・`)
Posted by archt. at 2006年02月07日 18:04
トラックバックありがとうございました。

僕もこの法案にはさすがに憤りを超えて「あはは・・・」とか笑っちゃいました。
国民の声がしっかり届いてない国会には不安がつきまとう一方です。というか、声が届いてても、その声に気付いてないフリする国会には驚愕です。
不安であるこの国をどうやって我々国民が変えなければいけないのかを我々はもっと考えなくてはいけない、ということを考えさせられる法案だったと思います。議員は国民であって国民ではない存在であると発表したも同然のこの法案・・・。もともと議員に信頼を置くこと自体無駄だったのかもしれませんね。
Posted by Samuel at 2006年02月07日 18:14
国会議員の多くもそうですが、ヒューザー社長も東横イン社長もおそらく『団塊の世代』か、ちょっと上か、といったところでしょう。

かなり暴言かと思いますが、これらの問題は、団塊の世代が現代社会にもたらした影響の中の悪い面なのではないかと・・・。
高度経済成長期を支えてきてくれたおかげで今の日本があると思いますが、それと同時に自分達に都合が良いように法律や制度を作ってきたこと、そしてそれらを社会が認めてきたことも事実だと思います。

ボクのブログで団塊の世代の功罪について触れていますので、興味があれば見てください。
Posted by よし at 2006年02月07日 19:55
みなさん、コメントありがとうございます。
松竹梅子さんのおっしゃるとおり、本当にひっそりと通過してしまいましたね。「議員は国民であって国民ではない存在」とSamuelさんはおっしゃっていますが、その議員が「国民年金」にも加入しているところが二重に皮肉な気がします。10年以上在職している議員から見れば、国民年金になんてごみみたいなものでしょう。だから、まじめに議論するつもりなどないのではないでしょうか。そんなふうに思いたくもなりますよね。
Posted by SNR at 2006年02月08日 10:35
よしさん、コメントおよびご案内ありがとうございます。拝見させていただきました。
団塊Jr.世代の私には、なかなか微妙な話題ですが、「団塊の世代が問題のある社会構造をつくったのか」、それとも「問題のある社会構造の上に現在立っているのが団塊の世代なのか」、調べてみると面白そうですね。後者の側面が強い部分もあるのではないでしょうか。
ちなみに私も団塊の世代については興味ありますよ。激しく学生運動をやりながら、あっさり身を転じて企業に就職した彼らが、退職を前に何を思っているのか。興味深いと思います。
すいません。とりあえず、こんなところです。
Posted by SNR at 2006年02月08日 11:50
TB有難うございます。
永田町の住民は、権力を手に入れ億単位のお金を定期券みたいに簡単にスルーしている感覚麻痺と守る物側にまわった「保身」で大きな勘違いをする生き物なんだと常々思う。(元は国民のお金である) 学生時代自民議員の秘書バイトをした従兄弟が言っていたけれど「本当に感覚がおかしくなる。僕らまで高級料亭に連れて行かれるし、赤絨毯も歩くけれど常に疑心暗鬼、他の議員秘書友人に偶然あって立ち話しただけでスパイ的な行為とみなされかねない」と他にもネタバレ裏話があるらしい。 国民の為になんて思ってたら、こんな法案通すはずが無く。
「特権」こそが彼らを腐敗さす、ゴッサムシティなりと思われる。
Posted by heartful at 2006年02月12日 11:41
上記の中にarchtの文でM党の河村議員の名が出ていましたが来週の土曜日彼の地元愛知県のT校という進学校の催しに年二回彼らなど各党の政治家を呼び代表の高校生が司会しながら学生や父母、市民を交え毎回白熱の本音トークが繰り広げられます。(まさしく民の生声であのイラク参戦時にも、議論があった)そこで思うのは、与党は自の公も判で押したように国会で聞く大臣らと同じ返事で肝心な答えははぐらかします。一方で本音過ぎる名古屋弁の河村議員の番になると与党二人が顔を見合わせてこそこそ私語を言ってある意味での野次的態度です。そんな彼らが議員年金の不備を突くだろう河村氏に、18日議員温存年金法を何と弁明するのか見物です。
Posted by heartful at 2006年02月12日 12:06
heartfulさん、コメントありがとうございます。
土曜日の催しはなかなか面白そうですね。また感想などをいただけると嬉しいです。
Posted by SNR at 2006年02月13日 11:25
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