2005年12月03日

大江戸探訪ぶらり旅はいかがですか?

街には堆く積み上げられた目に見えぬ地層のようなものがあります。
変わりゆく街、行き交う人々、吹きすさぶ時代の波。
失われた市井の面影を求めて街を歩いてみませんか?


なんて、今日はちょっと出だしの趣を変えてみました。
「ALWAYS 三丁目の夕日」という映画がヒットしていますが、
昭和を飛び越えて、はるか江戸時代までタイムトリップしてみるのはいかがでしょうか?

「東京時代MAP 大江戸編」という本を買いました!
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4838103573/249-6088488-2603503
江戸時代の地図の上に半透明のトレーシングペーパーに描かれた現在の東京の地図を重ね合わせたものです。
「京都時代MAP 幕末・維新編」というのもあるようです。

江戸幕府開闢400年に当たる2003年あたりから、
あちらこちらで「江戸ブーム」のようなものが起こっていました。
また、時代劇や歴史小説などは数多の作品が次々と生み出されていますが、
僕たちがいま生活している東京という街とどのようなつながりがあるのか?
なかなか視覚的に理解していくことは困難でした。
「八重洲ブックセンター」の1階で、古地図を売っているのを目にしていた僕としては、
1冊で手軽に時代を超えたつながりを体験できるこの本は、まさに垂涎というべきものでした。

例えば、銀座や有楽町の辺りに行かれたことがある方は、外堀通りという通りが走っているのをご存知だと思います。
なぜ外堀通りというのか?
外堀が埋められたのは東京オリンピック前のことなのでご存知の方もたくさんいるでしょうが、
首都高速が通っている場所が江戸城の外堀だったわけです。
そして「有楽町マリオン」がある辺りに「数寄屋橋御門」という門があったのです。
いまは通りの名前と「数寄屋橋」という交差点名などに名残をとどめているだけですが、
昔はちゃんとお堀があって、橋がかかっていたんですね。

ちなみに僕は自分が昔住んでいた場所を調べてみましたが、
丹波長門守という人のお屋敷でした。
あいにく地図の範囲があまり広くないので、誰もがこんな遊びをできるわけではないかもしれませんが、自分がよく知っている場所に何があったのかを調べてみると、色々な想像力をかきたてられて楽しいものですよ。

それだけじゃありません。
ちょっと東京の地図を広げて見れば、
「小伝馬町」とか、「八丁堀」とか、「蔵前」とか、あるいは「目黒・目白」とか、
興味をそそるような地名がいっぱい並んでいます。
この「東京時代MAP」を片手に探求してみると、なかなか面白いことがあるかもしれません。
さらに好きな歴史小説や落語などと重ね合わせると想像力は無限に膨らみそうです。
たまにはゆっくりこんな遊びに興じてみるのも、それこそ江戸の「粋」なのかもしれませんね。

2005年もいよいよ師走を迎えてしまいました。
この東京で何が起こっているかといえば、例のマンション偽装問題です。
近代に入り次々と変貌をしていく東京という街の顔に、泥を塗るようなことが行われてしまったわけです。
そんなふうに考えると、ちょっと哀しい気持ちにもなりますが、
火事や震災、空襲や大開発…。
さまざまな営みから生まれるエネルギーを経て、この街はその容貌を変えてきたわけです。
人間の偉大な情熱だけでなく、愚かしさをも飲み込んでこの街が出来上がってきたこと。
そんなふうに僕たちが住んでいる街を見つめなおしてあげることも、ときには必要なのかもしれませんね。

追記:
もっと追及したい人には、「江戸東京重ね地図 XP対応版」というのがあるようですよ。
結構高いですけど、お試しあれ。
http://pub.maruzen.co.jp/shop/cd-rom/4901441205.html
個人的には明治時代の東京市と呼ばれていた頃の地図や、震災後に復興した街の地図、あるいは戦後復興の途上にある東京の地図あたりも、重ね合わせて楽しみたいのですが…。
posted by SNR at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味・スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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