2006年06月09日

「いざなぎ」を超えた先にあるもの

神武・岩戸・いざなぎ…。
こんなことを言われても、僕もまだ生まれる前のことなので詳しくはわかりませんが、いよいよ「いざなぎ景気」(1965年〜1970年)を超えて、期間としては最大の景気拡大となる可能性が高いと言われています。

景気動向指数というのをご存知でしょうか?
現在の景気が上向きなのか下向きなのかを示すもので、さまざまな経済指標の中から複数を選択して、3ヶ月前の水準を上回る指標が全体のどれくらいあるかを算出するものだそうです。
4月の景気動向指数が発表されて、2002年2月から始まった現在の景気拡大は51ヶ月を迎えて、「バブル景気」(1986年〜1991年)に並び、戦後2番目の長さとなり、今年の11月には「いざなぎ景気」を抜くことは確実なようです。
よく新聞紙上などで言われている、「いざなぎ超え」ですね。

さて、いわゆる「いざなぎ超え」をする頃には、小泉政権も終わり「ポスト小泉」の時代に入っているはずです。
「いざなぎ超え」の後に我々の前に開けているのは、どんな日本経済の未来像なのでしょうか?

M&Aコンサルティング(通称:村上ファンド)の村上世彰代表の逮捕は、ホリエモン逮捕に次ぐ大きなショックを日本経済に与えています。
最近ようやく日本社会に根づきつつあった、ファンドの存在や経営者と株主の緊張関係が衰退していってしまうのではないかという懸念も一部には上がっています。
一方で、買収防衛策に走る企業が増えており、銀行による取引先株の持ち合いが復活し始めているようです。

そうこうしているうちに、昨日は日経平均株価が1万5000円を大きく割り込んでしまいました。世界同時株安が進む背景には、外国人投資家は国際的な金利上昇ムードを懸念して売り越しがあるようですが、日本固有の要因としても、個人投資家の萎縮が背景にあるようです。
そして何よりもその煽りを大きく食っている形なのが、ジャスダックやマザーズ、そしてヘラクレスといった新興市場の株価です。
新興市場の株価下落は止まる気配がなく、投資家はますます安定した大企業株へと流れる傾向が強くなっているようです。

そもそも、今回の景気拡大は小泉政権による「構造改革」と並行して進んできました。
「構造改革」の具体的な中身や、景気回復に果たした役割については、さまざまな意見があるとは思いますが、個人投資家にしても、新たにIPOを行う新興企業にしても、市場に参加できるプレーヤーを広げて経済を活性化させようという方向性については、多くの人が合意していたはずです。
ここ数年間、株式や経済に関するニュースが大きな注目を浴びましたが、「いざなぎ超え」をした後に描かれている地図が、かつてどこかで見たようなものであって良いのでしょうか?
今のうちにしっかりと考えておくべき問題ではないでしょうか?
posted by SNR at 21:42| Comment(5) | TrackBack(5) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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