2005年12月22日

ゆっくりと急ぐということ

先週土曜日の朝日新聞土曜版beに、
長野県の上田でブドウ農園とワイナリーを営む玉村豊男さんの特集が載っていました。
ワイン専用のブドウ栽培から醸造までを一気に手がける手づくりワイナリーです。

「海外の高級ワインの知識を得るのもいいけど、ブドウ畑に立って風を感じ、見てさわって、それが数年後ワインになって飲む喜びはまた格別です」
玉村さんの言葉がとても深くこころに残りました。

今年の流行語のひとつに、「LOHAS」という言葉が入賞したように、
環境や健康を大事にしながら生活していくライフスタイルが注目を集めていますね。
「スローライフ」なんていう言葉もよく耳にします。

その一方で、みずほ証券の誤発注問題ではわずか16分という短い時間に20億円もの利益を上げた個人投資家が話題になっています。
JR西日本の尼崎脱線事故では、秒単位の運行が電車の運転手に多大な心労を与えていることが判明しました。
地球温暖化の予想以上の進行が、カトリーナなどによる巨大ハリケーンの被害を引き起こしたのではないかなどとも言われています。
ちょっと世の中急ぎすぎじゃないのかな?
こんなふうに感じるニュースが多かったようにも思いますね。
そんなニュースを時間に追われて伝えているマスコミ自身が、「スローライフ」を提唱していることに疑問を感じなくもありません。

「スローライフ」「LOHAS」などを、もっとも取り上げているニュース番組は「ニュース23」だと思います。
そんなわけで、たまには「今日のニュース23は準備が間に合わないので10分遅れで始まります」なんてことになっても、それはそれで楽しいんじゃないかと無責任な僕は思うのですが…。
などと考えていたら、最近知り合いに聞いた話では筑紫キャスターは本番の直前にスタジオ入りするらしいです。

実はかなり以前に、渋谷の某コーヒー屋さんで平日の夜9時半くらいに、トイレの順番を譲ってもらっている筑紫キャスターを目撃したことがありまして、
僕の友達の間では、「筑紫さんのコメント部分は録画じゃないのか?」とか、「筑紫さんには影武者がいるのでは?」なんていう珍説が飛び交っていたんですね。
その(長年の?)謎が解けたことと、日々のニュースに終われながらも「ゆったり感」漂う筑紫さんのイメージに、ついほのぼのしてしまったなんてこともありました。

さて、今日はだいぶ駄文を書き連ねてしまいましたので本題に戻ります。

みなさんもたぶん同じだと思いますが、現代人である以上は誰しも「ただゆったりと生きていくこと」なんてできないでしょう。
同様に、「何が何でも健康」とか「何が何でもエコ」なんていう生き方も、ちょっとこれは難しいんじゃないかなと僕は思ってしまいます。
それでも、どこか頭の片隅にゆとりというものを少々持って、
「相手が人であれ、モノであれ、時間と手間を惜しみなくかけてあげること」
「一日のうちにほんの少しでも、常に10年・20年後の自分の身の回りを思い描いてみること」
こういう生き方こそが、ささやかな「スローライフ」であり、「LOHAS」なんじゃないかなと思うのであります。
まあ、日々継続的に実践するのはなかなか難しいんですけどね。
posted by SNR at 22:21| Comment(9) | TrackBack(2) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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