2005年12月10日

サッカー大国の興亡 ドイツワールドカップとその先にあるもの

来年ドイツで開催されるサッカー・ワールドカップの組み合わせ抽選が行われましたね。
日本はグループFに入り、オーストラリア、クロアチア、ブラジルの順に対戦して、グループリーグ突破をかけた戦いをすることになりました。
対戦相手も決まり、いよいよ本番に向けて血が騒いできている人も多いのではないでしょうか?

世界レベルのサッカー大会といえばもうひとつ。
クラブチーム世界一を決める「クラブワールドチャンピオンシップ・トヨタカップ」が明日から日本で開催されます。

日本人は幸せものですよ!!!
2002年の「ワールドカップ」今年の「トヨタカップ」と、
わずか3年くらいのうちに、世界レベルの大会を2度も開催できるのですから!

サッカーはあまり詳しくないという方のために、トヨタカップを簡単に説明しておきます。
昨年まで、欧州チャンピオンのチーム(欧州チャンピオンズリーグ優勝チーム)と南米チャンピオンのチーム(リベルタドーレス杯優勝チーム)が日本で1試合戦うだけのものだったのですが、
今年から各大陸のナンバー1クラブが集まって、文字通り世界一を決める大会になったのです。

今年は残念ながら、Jリーグのチームはアジアチャンピオンになれませんでした。
でもこれからJリーグのチームが世界一になるなんてこともあり得るのです!
来年は先日Jリーグチャンピオンになった「ガンバ大阪」と、いま開催されている天皇杯チャンピオンチームが、出場権をかけてアジアチャンピオンズリーグを戦うことになります。
楽しみですねぇ。

話を元に戻しましょう。
来年のワールドカップですが、日本はどのくらいまで勝ち進むのでしょうか?
敢えて予想はしませんが、アジアの新興国家に過ぎない日本の真の実力が試される厳しい戦いになることは間違いないでしょう。

ワールドカップ出場も3回目だし、2大会連続アジアチャンピオンにもなっており、日本人選手も海外で活躍しているのになぜ?
こう感じる人も多いかもしれませんね。

では、日本には何が欠けているのでしょうか?

とても曖昧な言葉ですが、「サッカー文化」というものが、まだまだ日本には足りないような気がします。
確かに能力の高い選手が集まり、戦術を整えたチームづくりをすることも大切ですよ。
でもそれだけではない何かが、
強豪国といわれる国の代表を支えているような気がするのです。
国民がサッカーを支える、「文化」としか呼びようのない空気というか土壌みたいなものが。

ずいぶん昔になりますが、ポール・ケネディの『大国の興亡』という本がヒットしました。
近代以降、大国が世界で覇を競ってきた歴史を綴った本ですが、
「対外的に拡張しすぎた国は、やがて自らを支えることができなくなり滅びる」
というのが、もっとも大きな議論の柱でした。

サッカーでも同じようなことが言えるのではないでしょうか?
日本代表がワールドカップに出たり、日本人選手が世界に羽ばたいたりすることも大切です。
でも、それと同じくらい我々が住んでいる日本という国の「サッカー文化」を育てることも大切なのではないでしょうか?

世界の強豪クラブを集めた大会を開けることは、とても貴重なチャンスなわけですよ。

ちなみに、なぜトヨタカップが日本で開かれるようになったかご存知ですか?
もちろん、トヨタが強力なスポンサーとなったこともありますが、日本人のサッカー観戦へのマナーが評価されたことも背景にあったのです。
こういうものも、将来の日本代表を支えるひとつの「サッカー文化」なのではないかな?
僕はこう考えるわけです。

日本人がサッカーを楽しみ、Jリーグを盛り上げ、日本代表やJリーグのチームがアジアでの国際大会で切磋琢磨して、そして世界一を争える強豪国になること。
こういう着実なルートをゆっくりとつくりあげていくことが大切なのではないでしょうか?

明日からの「トヨタカップ」、そして来年の「ワールドカップをこんな思いで盛り上げていきませんか?
posted by SNR at 21:16| Comment(10) | TrackBack(12) | 趣味・スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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